2005年 3月 
*現場で見た、今の「中国」* Vol. 3
 3月6日(日)
インターネットで3月4日付けの読売新聞のアジアの目でフィリピンの興業visaでの入国管理を厳格にする
との報道があった。
これを見て感じたことは、なぜフィリピンだけ?と素朴な疑問が頭の中にごく自然に浮かんだ。

 2002年2月中国の旧正月に極寒のハルピンに行った時のことである。
私は黒龍江省の米を広東省内で販売する商談で、鶏西市政府から招待を受けて赴いたのであるが、空港を
出ると外気は-30℃、風邪が無かったせいか体感温度は思ったほど感じなかった。
空港からハルピン市内に近づくと馬が何人かの人を乗せた荷車を引いている。
バイクや自転車も荷車に何人かの人を乗せ氷の上を走っていく様子が印象的であった。
その日の夜に氷祭りに足を運んだ。夜は寒いと言うよりも痛ささえ覚える程の寒さの中、地元の人は派手な
イルミネーション、それにうるさく割れた音を出すスピーカーから流れる音楽にあわせ、氷のステージでダンスを
楽しんでいる。
イチゴ飴を差し出され口にするが、硬くて歯が立たずホテルに持ち帰った。
ホテルは電気の温水器で、バスタブにお湯を張り始めると満杯になる前にお湯が無くなり、生温く感じる湯船に
浸かり疲れを取った。


鶏西市の市長、鶏東県の県長その下の村長などから毎日白酒(焼酎)のもてなしを受け、うんざりした日を過ご
した。
とりあえず今回の商談は日本からコシヒカリのもみだねを黒龍江省に送り、取れた米を広東省で販売することで
大筋の話しがまとまり日本に戻ることとなった。
ハルピンから新潟空こまで唯一日本までの直通便がありこれに搭乗したときのことである。
見た目にも少々派手な女性が20人ほどの団体で行動しているのが目に付いた。
手にはブランド物のバッグを持ち、毛皮のコートを羽織っているではないか。
その団体の人と席を隣にすることになったが、入国カードを記入するのをもたついていたので、横目で見ていた
ところ、職業:【劇団員】、【歌手】 滞在先:名古屋市中村区と書いていたのを鮮明に覚えている。
どう見ても歌手や劇団員のように輝くものは無く、化粧厚めの田舎からの売春出稼ぎにしか見えなかった。
珠海団体売春事件は何だったんだろうと考えてしまう。
 新潟から国内便に乗り継ぎ伊丹空港まで向う途中、始めて白富士を上空から見下ろすことが出来た。感激。

 3月31日(金)
 通勤途中の車中で新聞に目を通したら日本の教科書問題が文部科学大臣の写真入で取り上げられていた。
魚釣島が日本の領土だと狂言を記載している。『中国は正しい歴史を教育するようにと申し入れをした。』
と言う内容だった。
運転手に『最近中国はこの問題を取り上げるようになったね』と言うと、『好久以前』(ハオチュウイジェン:ずい
ぶん前から)と言ったので、どのくらい以前からと聞き返してみたら『2~3年』と返事が来た。
やはり情報コントロールされていると察した私は、『魚釣島は日本の領土で、戦争に負けアメリカに占領された
ときも、アメリカは世界各国に日本の領土を明らかにし占領した。ロシアも北方領土を占領した。
この時中国も何も言わなかった。
2~3年前から何故中国が魚釣島を自国の領土と騒ぐのか知ってるか?』と尋ねると『不知道』(プツタオ:知らない)
『海底資源が見つかったからだ。』と言うと。遠くを見つめる目つきで『明白、明白』(ミンパイ、ミンパイ:解った、
解った)と、何か感じた様子だった。

 4月1日から毎週金曜日が停電日との通知により、早速明日から日曜日と金曜日を振り返ることにした。
深圳ではそろそろ暑さに向かうが、この夏の電力事情を考えると頭が痛くなる。
供電局は契約金や基本料金をきっちり徴収し、契約どおりに電力を供給しない。
工事による計画停電ならまだ許せるところもあるが、2月下旬ごろだったろうか、予告なし停電が2回あり、大手
日系企業が供電局に殴りこみに行ったというニュ-スがテレビで流れた。
局長は雲隠れで、空振りに終わったとの落が付いていたそうです。これって詐欺?

 最近の中国は危険って知ってますか?(報道されていない真実)
昨年からピストル強盗事件が発生し始めている。
観瀾の協力塗装メーカーの給料日に工場の門前で、公安(警察)100人とピストルを所持した強盗グループが
大取物を演じたそうだ。
同じく観瀾で昨年爆発テロで3人が死亡。
沙井で昨年食堂でピストル強盗があり、居合わせた客が財布を全部取られた。
今までは、ナイフで刺された、切られたの事件はよく有ったが、最近はピストルによる強盗が発生。
深夜カラオケ帰りに刺されて財布を奪われる事件もあた。
出張で深圳に来られる方の中にはカラオケ小姐(彼女)に、お土産を持ってこられる方もあるようですが、旅行
気分でハメをはずし、墓穴を掘らない様にお気をつけ下さい。
本当に墓穴が必要になりますよ。棺桶も・・・。

 高速道路では死亡事故多発。
近年車の増加もあり、高速道路での渋滞が発生するようになりました。
上り坂付近では大型車(特に中国製のトレーラー)のスピードが落ちるために、乗用車がトラックの荷台に突っ
込む事故や、 乗用車の運転手の中には荒縄をなう様なジグザグ運転をするのが好きな人が多く、 特に雨降り
になるとスリップによる横転、接触事故が多発する。
TAXIで高速を走るときはそれなりの覚悟が必要だ。
 国道では信号無視や割り込みによる渋滞や事故が多発する。
約束の時刻に間に合わないこともしばしばある。
これが中国の面白くてスリリングなところで、ワイルド好みの人には魅力なのかもしれません。

今回は三面記事的な内容になりましたが、次回はもう少し格調高く・・・。ご期待下さい。

蛇口と香港をつなぐ海上大橋の工事が
着々と進んでいる。
おまけ【豚を運ぶバイク】
 
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